映画「わすれな草」/病床六尺
アルツハイマーの母親と家族を追ったドイツのドキュメンタリーを見た。
70代のアルツハイマーの妻と夫、
ドキュメンタリーを撮る息子の話。
つれづれに書くと、
施設というのがまるでホテルでびっくりした。
大学教授の奥さんだからそれなりの施設に入れるのか?
施設に入ったら奥さんの体調が回復したというのに
父親をせめる娘。
また奥さんが戻ってくるんだけど
娘が同居するとかではなくて、
介護人がついて前と変わらず老夫婦の同居。
かかわる側としてみたときに、
いまはアルツハイマー夫や息子が認識できない時があっても、
一人の人間であることはかわりない。
ドキュメンタリーの中で
自分の知ってる母親はいないけど、てきな言葉がでたけど、
子供が知ってる母親というのは一面でしかないんじゃないかと思ったりもした。
活動家だった母親の記録を日記や公文書で息子は追ってもいる。
この奥さんの姿を通して、
人としての尊厳を、
自分は目の前の患者さんにむけているのだろうか思った。
なんか毎日やってることは
流れ作業でしかない。
じゃ時間があれば話すかといっても、
話をきいたりしないかもしれない。
なんかつかれたなー。
患者さんが医療者は病床六尺を読むべきとか言ってたけど
図書館になかった。
青空文庫にあった。